海音窯(近藤寧)の作品 Kondou Yasushi's Works

”海音焼”桃山陶の美を手本にして


2010年 千葉県美術展にて
                               右側に出品青磁作品”おおなみ”

近藤寧(こんどうやすし)昭和 36 年旧飯岡町(現 旭市)に生まれる

千葉大学工学部工業意匠学科卒業

都内メーカーデザイン部に工業デザイナーとして勤務かたわら複数の陶芸教室に通いながら桃山陶を中心に研究

平成元年、帰省、築窯。独学にて主に志野焼の研究、製作、焼成

平成5年、海音窯開設、近藤やきもの教室開講

平成7年、近藤やきもの教室、産経新聞主催第8回全日本アマチュア陶芸コンテストにて陶芸教室奨励賞受賞

平成15年、陶芸ギャラリー海音開設

現在まで個展多数、志野、織部、黄瀬戸、信楽、伊賀、粉引、青磁等伝統の和食器を現代にアレンジした食器、花器を中心に製作中


志野 (Shino)

戦国の世に生まれ,ごく短い間作られた古志野。侘び茶の道具として,桃山の美をかもしだす。
志野の肌は淡雪のように白く,その素地からは羞じらうような紅がさす。

海音焼志野花器

Shino flower receptacle

海音焼志野茶碗

Shino tea cup (for tea celemony)


青磁(seiji)このページの先頭に戻る(back)

中国で長い時間をかけて積み重ねられたやきものの最高峰。
「雨下天青」(うかてんせい)を理想とし雨上がりの空の青さのたとえどおり
光の乱反射による発色である。

海音青磁水指

Seiji Mizusasi

海音青磁大壷

Seiji Ohtsubo


信楽 (Shigaraki) このページの先頭に戻る(back)

古信楽の美しさは土味,すなわち肌の美しさ。利休らがこよなく愛した枯淡澄明な陶。
世の移り変わりに応えてきた健康な民具,信楽焼は素朴で活力ある日本人の心のふるさと。

海音焼信楽花器

Shigaraki flower receptacle

海音焼信楽大壺

Shigaraki flower receptacle


織部 (Oribe) このページの先頭に戻る(back)

武人 古田織部の茶は斬新かつ自由奔放 侘び茶の思想の中にともに飲食する楽しみを取り入れた
使うやきものは大胆不敵な造形新鮮な釉色釉溜は碧たんの美しさ

海音焼織部花器

Oribe flower receptacle


黄瀬戸 (Kiseto) このページの先頭に戻る(back)

灰釉陶の長い歴史の中で桃山時代のほんの一時期油揚げ手と呼ばれる美しい黄瀬戸が焼かれた
しっとりとした黄色い肌鮮やかな緑柔らかい鉄釉のこげ
それは戦国の世に花開いたあまりにも日本的な美

海音焼黄瀬戸輪花鉢

Kiseto rinkabati


伊賀 (Iga)このページの先頭に戻る(back)

突如として登場しまた消えていった桃山の茶陶伊賀
端正な形態をあえて変形させる破調美 激しい炎にさらされ生じた焦げや緋色  きらめく美しいビードロ釉
それは世界に先駆けた純粋抽象芸術

海音焼伊賀水指

Iga mizusasi